2014年1月11日土曜日

就活とオプション取引における6つの類似点



オプション取引について3回に渡り書きましたが、振り返ってみると、「就活」もオプション取引の価格決定モデルと類似した面があると感じました。(ネタなので真剣に読まないように!)

オプション価格の決定要素は、
・原資産価格(株価)
・権利行使価格
・無リスク利子率
・残存期間
・原資産のボラティリティ
だと述べました。

就活で疑問に思うことも、オプション取引の特徴と照らし合わせると妙に納得が行きます。



①自己PRは必要?
株価を高く評価してもらうためには、IRにより会社の将来性を理解してもらうことが大切です。事業内容が分からない会社に投資できないように、よく分からない人を雇うほど企業にゆとりはないのです。

②出世して、数年後には御社の役員になりたいです!
オプション取引において、権利行使価格が高くなればなるほど、オプション価格は低くなります。

③オレたち花のバブル組
無リスク利子率が高いほど、オプション価格は高くなる傾向があります。逆に異次元量的緩和中の現在は利子率は大変低く、オプション価格も安くなっています。

④なぜ中途入社より新卒が優遇されるのか
将来どうなるか分からないものに対してヘッジすることが、オプション取引が生まれた由来です。将来会社に利益を与えてくれる人材か分からないとき、定年までの残存期間の短い中途採用者より、期間の長い新卒を雇いOJTによる教育ができる方が、価値が高くなるのではないでしょうか?

⑤学生時代、ネットとデイトレしかやってないわ・・
原資産のボラティリティが高いほど、オプション価格は高くなります。みんながやらないアクティブなことを自己PRすることで、ヒストリカルボラティリティを高めることが出来ます。

⑥学生時代、ネットとデイトレしかしてなかったのに伊藤忠受かったww
ヒストリカルボラティリティとインプライドボラティリティは違います。マーケットでは実際のオプション価格から求める、インプライドボラティリティの方が重視されます。

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